GEN社内行事報告2019.10.25
今月も勉強会に参加してまいりました。
テーマは「源泉所得税について」です。
社会人として働く上で源泉所得税は、実は身近な存在です。
言葉自体は給与明細や源泉徴収票で一度は目にしたことがあるかと思います。
ただ一方で、その意味や徴収方法、そして経理上の処理方法に関してはご存知ない方も多いかもしれません。
源泉所得税とは、企業が従業員や報酬をもらう人(例:弁護士などの士業)の給与や
報酬から一定額を天引き(源泉徴収)し、
本人に代わって納める所得税のことです。
これに似た税金として所得税がありますが、
こちらは1年間の所得に対して給与等を受け取った本人が支払うものです。
今回の勉強会では経理上で気をつけるポイントも学んだので、そのうち2点ほどをご紹介します。
①外部の業者に仕事を依頼した場合、その業者が法人の場合は源泉所得税はかからない。
→この場合、法人は法人税として税金を支払うため、別途源泉所得税の計算対象にはなりません。
②源泉所得税の仕訳、納付スケジュール
→給与等の支払日に「預り源泉税」(=預り金)という負債勘定で記帳します。
そして実際に源泉税を税務署に納める日に、同額を借方に記帳し減額することとなります。
源泉所得税の納付締め切りは、給与等支払い日の翌月10日までです。
②の仕訳方法については、実務としては各企業ごとに慣例となっている方法が違うようです。
担当させていただいているクライアントがどのように経理処理をしているのかを正確に把握し、
今後の業務にも活かしていきたいと思います。
(M)
Page Top