プレゼン用スライド作成術

経営お役立ち情報2021.02.17

Microsoft の PowerPoint 、Word 、Excel
Google の スライド、ドキュメント、スプレッドシート

これらは日常的な提出資料やプレゼン資料でよく利用されているものです。


リモートワークの推進により、オンライン用の資料を目にする機会が増えました。

GENでは社内での報告、勉強会にGoogleスライドを使用しています。
Googleスライドに登録されているテーマとレイアウトをそのまま利用し、各々が作成した資料を見て感じたことは
 「統一感がない」
 「同じテーマを使っているのに作成者が変わると印象が違う」 ということです。

日常的に作成する資料ですが、改めて考えると、資料の作り方を教わった人は多くありません。
各々が自己流で資料を作った結果、まとまりのない資料が多くあったように感じます。 
「登録されているテンプレートを使ったのに、期待外れの仕上がりになってしまった」
「要点の分かりやすい資料を作ろうと思ったのに、ごちゃごちゃになってしまった」
このような経験があるのではないでしょうか。
そこで今回はスライド資料の "伝わるデザインのルール" についてご紹介します。


スライド資料は情報を伝えるための重要なサポート役です。
私たちはデザイナーではないので、スライドを素敵に飾り付ける必要はありません。
表面的なデザインをするのではなく、情報をデザインすることが重要です。

情報をデザインすることには、様々な効果があります。
まず、うまくデザインすることで情報を効率的に伝えることができます。
分かりやすい資料と伝わりやすい情報には、受け手に関心を持ってもらう力があります。
そして、情報をデザインするという作業によって頭の中を整理し、自分自身の理解へと繋がります。
さらに、良い資料によって社内での理解が普及することにより、社内でのコミュニケーションの円滑化と活性化になります。


では、"伝わるデザインのルール"とは何でしょう。

色や柄にはそれぞれの好みがあり、皆に好まれるスタイルを作るのは困難です。
しかし、「見やすい・読みやすい」という感覚に大きな違いはありません。
情報をデザインすることで、「見やすい・読みやすい」つまり、「分かりやすい資料」を作ることが"伝わるデザインのルール"です。

具体的に、以下のルールに則ることで資料は洗練されます。
1)書体と文字の法則
2)文字と箇条書きの法則
3)図とグラフ・表の法則
4)レイアウトと配色の法則

ついやってしまうことは、
 「強調したい部分に色を多用してしまう」
 「太字や下線を乱用する」 こと。

そして、起こりがちなのが
 「文字の大きさが揃っていない」
 「前のページとのバランスが悪い」 こと。

一度ルールを覚えることで、試行錯誤して自己流のデコレーションをすることなく資料を作ることができます。
伝わりやすくなるうえに、生産性も向上します。


今回、『今すぐ使えて、一生役立つ!ビジネスパーソンも学生も必携のデザインの教科書』と謳われている書籍をもとに勉強しました。
ルールを学ぶことは第一歩です。
このルールに則ったうえで、自分たちでより一層資料を洗練していけるよう精進します。

参考書籍
「伝わるデザインの基本 増補改訂版 よい資料を作るためのレイアウトのルール」
高橋 佑磨 (著), 片山 なつ (著)

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