「出来ない」を楽しむ

スタッフブログ2024.08.13

私の趣味はギターです。
息子が購入し早々に挫折してクローゼットの片隅に追いやられていたギターを引っ張り出し、「弾けるようになったら儲けものだな」くらいの軽い気持ちで始めました。
誰かに聞かせるためではなく一人ひっそり楽しめてこのまま老後の趣味に繋がれば、と「10年後には弾きたい曲を弾けるレベルになる」という長期計画でスタート。

YouTubeを見ながら完全独学で挑んだのですが、皆さん軽やかに弾いてるのに
弦が押さえられない、全然音が出ない!

「え、これ指の構造上押さえるのは無理では?」というコードも山ほど出てきて心が折れそ
うになりつつも、毎日ちょっとずつ弾き続けました。

気持ちの上ではもっと練習したくても指先が激痛で続けられない、いくらやっても音が出な
い、という時期が長かったのですが、ギターの上達は緩やかな階段状に進むのではなく、ほとんど進歩のない時期をある程度超えるとポンと出来るようになる、という説を信じてひたすら練習。

指の角度やら、体の向きやら、自己流の試行錯誤を繰り返し、やっと基本のコードが押さえ
られるようになり、たどたどしくも1曲通して弾けるようになり・・と本当にゆるゆるとした成長です。

始めてから3年が過ぎ、「ギターがうまくなりたい」という気持ちより「出来なかったこと
が出来るようになっていく過程が楽しい」が私のモチベーションなんだな、と感じています

毎日同じフレーズを練習し気づいたら弾けるようになっていた、と実感できる瞬間にグワっ
と達成感が押し寄せます。

ギターを弾いている間はそれ以外のことが頭からすっぽり抜け落ちて集中できてスッキリす
るので、毎日夕飯の後のギタータイムが私の癒し時間となっています。

H.T

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