経理お役立ち情報2018.08.04
クライアントで「月商倍率」の話がでたのでまとめました!
経営指標のひとつである「月商倍率」には2つの月商倍率があります。
ひとつは「借入金月商倍率」もう一つは「現預金月商比率(手元流動性比率)」です。
「借入金月商倍率」とは、
安全な経営のための借入額を判断する一つの指標で以下の計算式で計算します。
(短期借入金+長期借入金+割引手形)/月平均売上高
計算結果の判断基準としては、
1.5倍 安全 / 3倍 要注意 / 6倍 危険
が目安になるようです(業界や設備投資額によっても違いはあるので一応の目安)。
つまり、月売上高の1.5倍以上の借入がある会社は少し注意した方がいいですね。
また、「現預金月商比率」とは、
安全な経営のための預金残高を判断する一つの指標で、以下の式で計算します。
(現金+預金+短期保有の有価証券)/月平均売上高
中小企業なら1.5ヶ月程度、を目安にすると良いそうです。
銀行は、融資を行う最初の判断基準を、決算書の数字やこれらの指標を前提に組み立てますので、銀行対策が必要であれば、決算書に影響する決算日に現金・預金の残高が少なくならないような対策もしてみるといいですね。
最後にまとめますと、
現預金残高>月平均売上×1.5>借入金残高
で覚えておくといいでしょう!
あくまで目安の指標ですが。
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