スタッフブログ2024.01.20
私は怠け者です。
陽だまりで気持ちよさそうに寝ている猫を見れば、「あぁ、私も猫になりたいな。」と思ったり、
寒い朝は「もうこのままずっと布団から出たくない。」となかなか起き上がることができません。
その一方で、本当は仕事や家事や育児をバリバリとこなして、活動的に過ごしたいと
思っている自分もいたりするのです。
そんな理想と現実の乖離に、「もっと出来たはずだ。」「親としてやるべきだった。」と、
つい自分で自分を責めてしまうような時があります。
でもそんな時はこの言葉を思い出すようにしています。
「見ているだけで何も描けずに一日が終わった。
そういう日と大きな事をやりとげた日と、同じ価値を見いだせる心になりたい。」
この言葉は、詩画作家の星野富弘さんの言葉です。
星野さんは、事故で首から下の運動機能を失ってしまい、車椅子生活を送っていて、
それでも、口に筆をくわえて詩や絵を描き続け、多くの人々に感動を与えています。
私たちは何かを成し遂げることが出来た日を、特別な日だと考えがちです。
でも、何も成し遂げていなくても、その日もまた、価値のある日なのだということを
この言葉が教えてくれます。
その日も必ず何かを学び、成長しているはずだからです。
何も描けなかった日も、自然や人々の姿をじっくりと見つめて、その美しさに触れたはずです。
その経験がきっと心を豊かにしてくれます。
心の持ちようで見える景色は変わります。
どんな日も、どんな自分でも、自分なりの価値を見つけて、毎日を明るく、楽しく、
前向きに過ごしていきたいと思っています。
N.O
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