快適な業務分担を目指して

スタッフブログ2023.06.21

ある朝、息子が「お父さんと僕のタオル、逆に入ってたよ!」と大きな声を張り上げました。
いつもなら「ごめん、ごめん、まちがえちゃった」と返すところですが、この日は「直してくれた?」と返し、
考え込んでしまいました。

わざわざ指摘せずに、直せばいいだけじゃない?
そもそも私だけの仕事ってわけではないし。

これが仕事ならどうでしょう。
(Wチェックの段階でちょっとしたミスを見つけたら、直してしまった方が早い。)
(小さなミスの指摘は、重箱の隅をつつくようで気が引ける。)
(でも、共有しないとミスをした人は間違えたことに気づかず、改善の機会を失うのかもしれない。)
より精度の高い仕事をチームでするためには、やはり、都度共有するのがよいと思います。

家族は「チーム」で、みんなが快適に生活できるように必要な仕事を分担してやっているんだよ、時間のある人ができることを協力してやっていて、全部みんなの仕事で、だれかの仕事ではないんだ、と息子に話しました。

とはいえ、時間がある人がやる、得意な人がやるというのは、合理的なようでリスクの大きな分担方法だと思います。負担が偏るリスク、属人化のリスク、職場でも問題として挙がるリスクです。結局誰もやらないかもしれない問題もあります。複数人の担当を設定する、当番制にする、などの対策が考えられるでしょうか。

息子10才、娘5才、できることがそれぞれ違うでしょう。全部はできなくても、自分にできることをやっていくのが、仕事の分担になるんですよ。みんなが脱ぎ散らかした服を集めるところからやっていたのでは、洗濯に時間がかかって仕方がないから、ちゃんと脱いだものは洗濯機の横のかごに入れてください。掃除の邪魔になるから、床にモノを置かないでください。出したおもちゃは、片づけてください!!

仕事をスムーズに分担するためには、ルールが必要です。
仕事では誰もがいつでも確認できるよう、マニュアルを作成し、都度状況に合わせて見直し、ブラッシュアップしていきます。メンバー各人の習熟度合いによって、担当の作業が増えたり、深まったりしていきます。個人のできることが増えていくと、チーム全体での分担が進み、余裕のある作業進行ができるようになっていきます。

 

以前の職場で、仕事内容は理解できたかと上司に問われ、家でやっていることと大体同じなので大丈夫と答えたら、不満そうな顔をされたことがあります。業務分担ひとつ取っても、内容も問題も似たり寄ったりに感じます。もっと大枠で考えても、総務、経理、営業、IT、家でも同じようなことをしてるな、と思います。

家での発見を仕事に生かし、仕事でのスキルを家事に生かして、快適(皆が気持ちよく、適切な状態)を追求していきたいと思います。

K.O.

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